Rin

版画の会、Rinのおしらせと活動日記。 版画教室の情報も随時更新中です。
>
無題ドキュメント

                  

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
皆様こんにちは。
凛の会、柿です。
先日お話しした、メゾチントの試作品が出来ましたので、
ご紹介します。

081229_4
今回は、メゾチントと言って、銅版画の中では、線で描く、と言うより、
面の、明暗の調子で表現される技法なので、
下絵も鉛筆ではなく、水彩単色で作ってみました。

081229_5
その下絵を、おおよその感じでトレシングペーパーに写します。

081229_6
カーボン紙を使って、版面に下絵を転写します。
うっすら魚が見えますか??
メゾチント版は、通常の版に比べ、細かい「ささくれ」で目たててあり、
版面はとても傷つきやすく、(そこにインクが詰まって黒く表現されるため)
扱いに注意が必要です。
今回は特に、銅より柔らかいアルミ版を使用しているため、
トレースの際にも、あまり力を入れて描かない方がいいようです。

081229_1
まずは、メゾチントらしく、黒で刷った試作品。如何でしょうか?

081229_2
次に、黒に紫と赤を混ぜて刷ってみました。
インクの色による性質もあってか、左下部分が、少し明るくなりすぎたのが、
反省点です。魚のしっぽが目立たず、もう少し黒く
残せばもっとよかったかなぁ、と思います。
でも、教室と同じ時間内での描画にしてみたので、
時間的な事を考えると、このくらいかなぁ、とも思います。

下絵を作る時間は、別に取って制作しました。
今回参加される皆様も、下絵を作る所までは、されて来た方が
作業がスムーズで、よいと思います。
版のサイズは13㌢×7.5㌢です。
いつも縦方向が多いので、今回横にしてみましたが
もちろん、縦でも横でも構いません。
試作品を見てお分かりのように、刷った絵は反転します。
私は、版画の反転する所が好きなので、そのままにしていますが、
気になる方や、文字を入れたい方は、トレースの際に気をつけて下さい。

何か、ご意見やご感想等ありましたら、お気軽におねがいします。
スポンサーサイト
こんにちは。
凛の会、かきざきです。
今回は、次の1/17(土)に行うワークショップ、
「メゾチント技法の版画作品」で使う版がご用意できましたので、
ご報告致します。
081225_1

本来ですと、銅の版を使用致しますが、今回はアルミの版を使用致します。
ちなみに、告知の所に掲載されている参考作品は銅板を使用しております。
柔らかい、と言っても、アルミよりは、本来の銅版の方が固いので、
中間のトーンがアルミよりは出ているかと思います。
アルミは、柔らかい分、作業は楽になりますが、その分、簡単に
白い面が出来てしまうので、銅版に比べると、白黒がハッキリしやすいかと思います。

「メゾチント」とは、中間調子の技法、という意味になります。
以下、簡単な説明はwikiよりどうぞ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BE%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%88

通常銅版画は、何も無いきれいな面に、尖った物で引っ掻いたり、又は薬品を使って
溶かし、凹み部分を作って、そこにインクを詰めて刷りますが、
メゾチント技法では、先に版面に、カッターや、ニードル(キリの様な道具)を使って、
(又は、ロッカーと言った特別な道具を用いる)
全面に溝を目立てて作り、真っ黒い面を作ってから、
スクレーパーやバーニッシャーという道具を使って、
ギザギザにささくれ立っている版面をきれいに均して、
白い面を作って行きます。
そのため、線で描いた様なシャープな作品というよりは、
面で表現された、柔らかな印象が特徴かも知れません。
081225_3
少し見えづらいですが、版面に、縦横斜めに線が走っているのが、
お分かり頂けますでしょうか?

081225_2
何も施されていない裏面は、こんなにピカピカです。

学校等で、メゾチントを習うとき、私もそうでしたが、
自分で、このメゾチント版を作ります。
これが、中々の重労働で、まっさらな版を用意して、(写真の裏面のようにピカピカ)
そこに「一㍉の中に最低でも線を10本」引いて行きます。
これを版全面、縦、横、右斜め、左斜め、と言う風に引いて目たてて行きます。
紙に線を引くのですら、大変ですが、相手は固い金属の銅版なので、
気の遠くなる作業でした。
かつてのフランスでは、夜警のお巡りさんの、駐在所での内職だった、と
昔、先生から聞きました。確かに、何もする事がない状況でないと、
中々やりたい作業ではないかも知れません。。。
そのため、メゾチント版は通常の版に比べ、とてもとてもお値段がお高いのです。

しかし、今回の教室で版作りから行っていたのでは、
重労動な上に、時間も大変にかかってしまうので、とても時間内には終わりません。
と言うわけで、比較的手頃な市販のアルミ板のメゾチント版をご用意しました。

これを使って、試作品作りに取りかかりたいと思います。
出来たら、随時アップ致しますので、チェックしてみて下さい。

長くなりましたが、メゾチント技法についてでした。

メゾチント技法の代表的な作家、「浜口陽三」の作品はこちらから。
ご興味のある方は、参考になさってみて下さい。
「Musee Hamaguchi」(水天宮駅近くにある、浜口陽三私設美術館のサイトです。)
http://www.yamasa.com/musee/
今年最後の凛の会版画ワークショップ、先日、無事終了しました。(すっかり忘れていましたけど、今年最後だったんですね。。。(笑))
では、今回の版画教室の模様を少しですが、ご報告。

今回は年賀状やクリスマスカードといった、用途の明確な作品作りだったので、取り掛かりやすかったのか、初めて銅版画に触れる方が多かったんですが、皆さん集中して作品作りをされていらっしゃいました。

rin1129_1
まずは実際の刷りを見てもらって、銅版画がどんな物なのかを説明。皆さん、とっても真剣に聞いてらっしゃいます。

rin1129_2
説明が終わったら、早速版作りに取り掛かります。ここはいろいろと迷う所ですが、まずはとりあえず版を作ってみない事には先に進みませんから☆どんな風に刷れるのかドキドキしながら製版していきます。

そして、早速インクを詰めて刷ってみましょう。最初のうちは、コツが掴めなくても何枚か刷っていくうちにだんだんコツが分かってきます。
rin1129_3
写真の生徒さん達2人ともちょと手慣れた感じがしませんか??

コツがつかめて来たら、後は自分が作りたいイメージに近づけるように、どんどん刷り進めて行きます。
rin1129_4
今回は、出来上がった作品のうち1点は、年賀状ソフトなどでも使用できるように、CDに焼いてお渡ししました。せっかくなので、作品はまた後日こちらでご紹介いたしますね!皆さんとても素敵な作品を作られましたよ。

参加された皆様、ありがとうございました。次回は、また来年。
メゾチントというちょっと特殊な技法で作品を作ります。参加してみたいけど、、、、どんな感じだろう??と不安に思っていらっしゃる方、今回の教室風景、是非参考にしてご検討下さい。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。