メゾチント版ご用意できました!

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こんにちは。
凛の会、かきざきです。
今回は、次の1/17(土)に行うワークショップ、
「メゾチント技法の版画作品」で使う版がご用意できましたので、
ご報告致します。
081225_1

本来ですと、銅の版を使用致しますが、今回はアルミの版を使用致します。
ちなみに、告知の所に掲載されている参考作品は銅板を使用しております。
柔らかい、と言っても、アルミよりは、本来の銅版の方が固いので、
中間のトーンがアルミよりは出ているかと思います。
アルミは、柔らかい分、作業は楽になりますが、その分、簡単に
白い面が出来てしまうので、銅版に比べると、白黒がハッキリしやすいかと思います。

「メゾチント」とは、中間調子の技法、という意味になります。
以下、簡単な説明はwikiよりどうぞ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BE%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%88

通常銅版画は、何も無いきれいな面に、尖った物で引っ掻いたり、又は薬品を使って
溶かし、凹み部分を作って、そこにインクを詰めて刷りますが、
メゾチント技法では、先に版面に、カッターや、ニードル(キリの様な道具)を使って、
(又は、ロッカーと言った特別な道具を用いる)
全面に溝を目立てて作り、真っ黒い面を作ってから、
スクレーパーやバーニッシャーという道具を使って、
ギザギザにささくれ立っている版面をきれいに均して、
白い面を作って行きます。
そのため、線で描いた様なシャープな作品というよりは、
面で表現された、柔らかな印象が特徴かも知れません。
081225_3
少し見えづらいですが、版面に、縦横斜めに線が走っているのが、
お分かり頂けますでしょうか?

081225_2
何も施されていない裏面は、こんなにピカピカです。

学校等で、メゾチントを習うとき、私もそうでしたが、
自分で、このメゾチント版を作ります。
これが、中々の重労働で、まっさらな版を用意して、(写真の裏面のようにピカピカ)
そこに「一㍉の中に最低でも線を10本」引いて行きます。
これを版全面、縦、横、右斜め、左斜め、と言う風に引いて目たてて行きます。
紙に線を引くのですら、大変ですが、相手は固い金属の銅版なので、
気の遠くなる作業でした。
かつてのフランスでは、夜警のお巡りさんの、駐在所での内職だった、と
昔、先生から聞きました。確かに、何もする事がない状況でないと、
中々やりたい作業ではないかも知れません。。。
そのため、メゾチント版は通常の版に比べ、とてもとてもお値段がお高いのです。

しかし、今回の教室で版作りから行っていたのでは、
重労動な上に、時間も大変にかかってしまうので、とても時間内には終わりません。
と言うわけで、比較的手頃な市販のアルミ板のメゾチント版をご用意しました。

これを使って、試作品作りに取りかかりたいと思います。
出来たら、随時アップ致しますので、チェックしてみて下さい。

長くなりましたが、メゾチント技法についてでした。

メゾチント技法の代表的な作家、「浜口陽三」の作品はこちらから。
ご興味のある方は、参考になさってみて下さい。
「Musee Hamaguchi」(水天宮駅近くにある、浜口陽三私設美術館のサイトです。)
http://www.yamasa.com/musee/
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