活動日記

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前回はもったいぶって唐突に「続く!」なんてしてしまいましたが、写真が多いので分けて書くことにしたのでした。今回も「版画で作るTシャツの回」のワークショップのご報告です。
引き続き、森です。

0907_20_05.jpg前回にカラーのインクを詰めていたのはFさんの作品。このあと色を乗せた版から余計なインクを落とします。寒冷紗、ロール紙(電話帳)、人絹(裏地)などを使って線に詰めたインクを上手く残しながら拭き取ります。そしていよいよプレス機にかけ、湿らせた紙に刷ります。そして刷り上がりはこのようになりました。
左の写真は、最初に黒インクで刷った作品と、次にカラーのインクで刷った作品。
同じ版を使っていますが、印象が随分違いますよね。
黒のインクはどの色よりも明るさ・暗さの幅は出るのですが、かなり線がくっきりしてしまいます。ごまかしの効かない色とも言えます。
色のインクで刷ると、線を弱めたい所に明るい色(黄色など)を置き、はっきりと見せたいところにもう少し強い色を持ってくることによって、版に手を加えなくても強弱を出すことが出来ます。

0907_20_06.jpgさあ、紙に素敵な作品が刷れたので、ここでもう終わり!といきたいところですが、今回はこの後に布で刷るという作業が待っています。色が決まったら、もう一度版にインクを詰め、拭き取ります。そしてプレス機に版を置くところまでは紙に刷るのと一緒。この後生地(目の細かい薄手の木綿の生地を使いました)を水に濡らして版の上に置いて、その上にクッションになるように紙を置いて、いよいよ圧をかけて刷りました!
…さあどんな感じかな?
左側の作品は、今回初めて銅版画に挑戦したFさんの作品。左側の作品は、今回初めて銅版画に挑戦したFさんの作品。
濡れた布に刷ったものなので、透けてますね。とっても雰囲気のある女性が刷れました。ローズカラーに白系の色も入れて、かなりカラフルなのですが、統一感がある作品となりました。
銅版画を布に刷ると、どうしても紙に刷るよりもインクが薄く出てしまいます。紙よりも目が粗いのでこうなるのでしょう。紙に刷った時に「ちょっと濃すぎかな…」と思っても、案外と布に刷ったら調度良い、ということもあります。

0907_20_08.jpg
それから今度はこの版画をTシャツに貼るという作業が待っています。
まずはある程度乾いた布刷りの銅版画を、アイロンでしっかりと乾かします。これで多少触った程度では擦れてしまうことはなくなります。
(でも完全にインクが乾いているという訳ではないので、一週間ぐらいはインクの部分をこすらないようにしましょう。)
それから好みのサイズに布を切って、Tシャツの上にあちこち置いて、貼りつける位置を決めます。
そして決まったら、版画と同じサイズに切った両面接着芯を版画とTシャツの間にはさんで、アイロンをしっかりとかけます。そしていよいよ出来上がり!!
今回は小型の手芸用のアイロンを使いましたが、しっかりとスチームアイロンをかけた方が洗濯しても取れなくて安心です。

それからお洗濯に関してのご注意です。
お洗濯は中性洗剤を使って手洗いでお願いします。脱水は30秒もすれば十分。
銅版画のインクは油性なので、にじんだりするということはありません。
だけど洗濯機で普通に洗ってしまうと、版画の生地がほつれてしまうかもしれないので、ご注意下さい。

ご参加のみなさまの作品は、次回にご紹介です。
こんばんは、Rinの森です。東京では毎日じめっとした日が続いて、8月に入ったけど今ひとつ夏らしいお天気になりません…。どうせ夏だったら、思い切り暑くなってくれても良いのに、なんて思ったり。
さて、遅くなってしまいましたが、7月20日のRinのワークショップ「版画で作るTシャツ」の回のご報告です。

私は今回の会場の『久我山美術』さんでのワークショップは初めてでした。実際に会場を使わせていただいて、本当に使い勝手のいいお教室だと思いました!この久我山美術さんのオーナーさんは、アーティストさんなのですが、描いてる途中の作品が壁に立てかけてあったり、子供絵画教室の子供たちの作品が飾られていたりと、すごく楽しかったです。

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今回のワークショップは、山路さんと私・森が講師でした。
ご参加して下さったのは3人。3人というのはちょっと淋しいかな、と思いましたが、みなさんとはあれこれとおしゃべりをしながら、楽しく制作を進めることが出来ました。

13時にワークショップを開始。
みなさんに描いて来ていただいたラフを元に、銅板にニードルを使って描いていきます。描くというよりも「刻む」という方が正しいかも。。最初は黒いインクで刷ってみて、版の状態を見ます。
銅版画は慣れないうちは、とにかくインクを版に詰めるのが大変です。コツがなかなか解りにくいんですよね。私も版画を始めた頃は、インクを詰めたあとの拭き取りが上手くいかなくて苦労しました…。今回、5月のワークショップにも参加をして下さったSさんが、2回連続でのご参加して下さいましたが、とにかくインクを詰めるのが速い、速い!!やっぱり間をおかないで参加をしていただくと、上達するもんだなあ…。

右の下の写真は、Rさんの作品とラフ。カエル愛好家のRさん、Rさんの持って来たペンケースもカエルの柄でした。可愛い~!


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黒で刷って、描いた版の状態を見てもう一度版をいじります。
ドライポイントは、一度刷ってみると力を入れて線を描いたつもりでも、案外と薄くしか線が出ないことがよくあります。

前回に山路さんが投稿してくれた作品を見ていただくと解りやすいのですが、ドライポイントには特有のにじんだような線があります。
この線を出すには、かなり力を入れて描かなくてはなりません。

その後は、いよいよ色のインクを詰めます。今回は1版多色刷り。
この色インクを詰めるっていうのもまた、手間がかかるし難しいのです…。
左の2枚の写真はその工程。
まずはベースになる色をゴムベラで置いていきます。
それからバランスを見ながら他の色もどんどん詰めます。
下の写真は、色と色の間に隙間が出来てしまった所を綿棒で詰めているところ。
この後はいよいよ紙に刷ります。
…というところで、次回に続く!!
こんにちは、Rinの森です。
今回は13日の山路さんの記事の続き。
山路さんが布に刷ってくれたドライポイントをうちに送っていただいて、2枚のTシャツに貼ってからミシンでステッチをかけました。
0906_21_03.jpg
まずはサックスブルーのTシャツから。こちらは見本色の1で、Mサイズです。
山路さんからいただいたイメージラフでは、Tシャツの右下におさかなのドライポイントを貼りまして、
その上から波のイメージでジグザグした感じでミシンでステッチを入れるというものだったのですが、
実際にTシャツに置いてみると、MサイズのTシャツは結構大きいので、ちょっと版画が小さいのでバランスが悪い。
それで左胸に少し傾かせて置いてみたらなかなかいい感じです。
0906_21_01.jpg

こちらはドライポイントの部分のアップです。
ブルーを基調にした銅版画と、爽やかなサックスブルーが涼しげですね。
この銅版画を貼付けるのには、通称「蜘蛛の巣シート」という両面接着の接着芯を使っていますので、ミシンで押さえなくてもはがれることはほとんどないのですが、
デザインのポイントにもなるのでミシンステッチを入れています。
今回のワークショップでは、私がミシンステッチを入れるというオプションもありますので(別途エクスパックの送料500円がかかります。)よろしかったらご利用下さいね。
0906_21_04.jpg

もう一着は女性用のXS。
色は4番のピンクです。
この写真だと、小さくて解りにくいかも…。
山路さんのリクエストで、おさかなの形で切り抜いて
左上と右下に配置してみました。今回作ってみて感じたのですが、使用する版のサイズが8cm×11.5cmですので、版を幾つかに分割するには小さいサイズかなと思いました。
サックスブルーのTシャツのように、一枚の布版画を配置した方がTシャツとしてのバランスはいいように思いました。

0906_21_02.jpg

今までワークショップに参加して下さった方でしたら、他の版画もお持ちいただいて、その版画も布に刷って、何枚か貼ってみても面白いかもしれません。
版画の部分をアップにするとこんな感じになります。Tシャツのピンクと、山路さんのカラフルなおさかなの色合いとの相性がいいですよね。

inktume今日は、Rinメンバー4人で、次回Tシャツの回の打ち合わせの為に久米繊維株式会社さんに伺って来ました。



そして、次回Tシャツの回では、久米繊維株式会社さんのご協力で写真の様な国産Tシャツで版画教室を開催させて頂く事になりました!!!
           kumet-1
いろいろなサンプルを見させて頂きましたが、久米繊維さんのTシャツは、どれも物がしっかりとしていて、風合いが柔らか。

今回使わせて頂くTシャツも、柔らかで色もとても鮮やかなものです。(ちょっとブログ上ではこのくらいが限界ですが。。。。)久米繊維さんは、1935年から続く老舗のTシャツメーカーさんなんですが、日本人に合った肌触り、に、こだわり、柔らかい風合いを大事にされてきたそうで、どれもこだわりの商品ばかり。その中で、今回は色数もあり、女性にも着易い、XSサイズのある商品で制作させて頂く事にしました。

ちなみに、今回開催のTシャツは以下の色から選べます。サイズはXS、M、Lです。
サンプル作品も、出来しだいアップしますんで、お楽しみに!(今回使用するTシャツはル・ウィナーというTシャツです。)
   mihon
ちなみに、今回は、別布に版画で刷った作品を、接着芯で貼りつける方法でTシャツを作ります。こちらの方法は、バッグの回でも採用した方法です。バッグの回の模様は、次回ブログにアップ予定ですので、そちらをご参考になさって下さいね。

kumet-3更に久米繊維さんでは、オーガニックコットンに力を入れていて、こちらのTシャツとバッグもとっても素敵で、Rinメンバーは、この商品に夢中でした☆

近い将来に、こちらのバッグを使った布バッグの版画教室も開催したいね、と、盛り上がってしまいました。というか、メンバー皆、自分が使いたい!っていう感じもありましたが。。。(笑)オーガニックコットンの色ってって、ホントにきれいですし、肌触りも独特で気持ちが良さそうでした。今回は、こちらのTシャツは使用しませんが、もちろん、普通に久米繊維さんのネットショップT-galaxyから購入できますので、興味のある方は、是非是非。

そんなこんなで、7月開催の版画でTシャツを作ろうの回、とても素敵なTシャツでご協力頂く事になりましたので、是非、みなさんの作品をプラスして、世界で一つだけのオリジナル作品を完成させにいらして下さいね☆
こんばんは。凜の会、山路です。
大変遅くなってしまいましたが、先週17日の土曜日に行われました、メゾチントの版画教室のご報告です。
実は、恥ずかしながら今回は参加人数が少なく、一時は開催すら危ぶまれる状態だったのですが、少ない人数ならば、むしろじっくり作品作りをして頂きたいな、と、ゆっくりたっぷり版画制作をして頂きました。
メゾチントという技法も手伝って、いつもよりもたっぷりディープ版画教室、だったかもしれません(笑)

そんなわけで、今回の版画教室のご報告ですが、いつものようなお教室風景よりも、今回はディープに版画の手順の写真のみで行きましょう。

            seihan

まずは版作りです。今回はメゾチントという特殊な技法だったので、いつものニードルではなく、スクレーパーというこちらも特別な道具で版を作っていきました。描く、と言うよりは、白く削る、と言う作業で版を作っていきます。

inktume版ができたら、次は早速刷りましょう!まずは版にゴムベラで均等にインクを乗せていきます。この段階では、版の絵柄に関係なく、版面がインクで隠れるように塗っていきます。
例えて言うなら、ケーキのスポンジに生クリームを均一に塗るような感じでしょうか。

と、こうやって書くのは簡単なんですが、意外と皆さん最初にここで苦戦します。
刷りを何枚か進めて、最後の刷り辺りで落ち着いてくる感じでしょうか。


hukitori
そして、インクが均等に詰められたら次は、余分なインクを寒冷紗という布で拭き取っていきます。
インクの中から、少しずつ絵が出てくるまで、根気良く少しずつ拭き取ります。
版画初体験の方は、この拭き取りは、なかなか大変そうです。たぶん、どこまで拭いていけば良いのかが掴みづらいのかな、、、とも思うんですが。
ただ、個人的には、この作業が版画の刷りの中では一番楽しいような気がします。ちょっとづつイメージが出てくる感じで。たぶん慣れてくると楽しくなってくるんだと思います。


あ、もちろん刷り上った完成形を見るのも楽しいんですけど。

                kansei
ジャン☆そんなこんなでこちらが完成形。今回参加して下さった生徒さんの作品です。上が版で(今回はメゾチント版なので、アルミの版を使用しています)下が実際の刷り上り作品です。

初めてされた方とは思えないよいできです。皆さん、とても素敵な作品を作られていて、是非、額などに入れて飾られたら素敵だな、なんて個人的に思っていました☆

そんなわけで、今回も無事終了しました。参加された皆様、本当にありがとうございました。
次回は、今回とは対照的な布バックの回です。

近日中に布バックのサンプルなどアップできたら良いなと思っておりますので、是非ご期待下さい~。
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